EduMetrics(エデュメトリクス)について


📊 EduMetrics(エデュメトリクス)とは?

1. EduMetrics(エデュメトリクス)を思いついた理由

日本の高校ランキングは、一般的に「偏差値」を基準に語られます。高校の偏差値は、入試時の難易度によって決まっており、「入ることの難しさ」 を示しているに過ぎません。

しかし、本当に「進学実績」と偏差値はリンクしているのか? という疑問があります。

例えば、神脳として知られる河野玄斗さん(東京大学理科三類合格)は、中学受験時に:

  • 🚫 開成・筑駒は不合格
  • 灘・聖光学院は合格

このように、中学入試の時点では合否が分かれてしまうことがあるものの、最終的にはトップクラスの大学へ進学することができるのです。

つまり、「入学時の学力」だけを基準に高校を評価するのは不十分 であり、「高校が生徒をどれだけ成長させたか?」 こそが本来の指標であるべきです。

EduMetrics(エデュメトリクス)は、こうした従来の偏差値ランキングの限界を超え、「進学校の本当の実力」 を可視化するために考案されました。


2. EduMetrics(エデュメトリクス)の指標

EduMetricsでは、高校の進学実績を以下のような指標で評価します。

(1) Adjusted University Score(AUS: 調整大学スコア)

高校の進学実績を、大学の難易度に応じてスコア化します。

計算式:

  • Si = 大学・学部ごとのスコア(例:東大理三は10.0、旧帝大医学部は6.5など)
  • Ni = その高校からの合格者数

(2) AUS per Student(AUSの生徒1人あたりスコア)

進学実績が良くても、そもそも生徒数が多ければ有利 になってしまいます。そこで、生徒1人あたりの進学成果を見る指標を導入します。

計算式:

  • E = 高校の卒業生数

(3) Growth Factor(入学時偏差値を考慮した成長係数)

偏差値の高い高校は、もともと優秀な生徒を集めているだけ の可能性がある。そこで、入学時の偏差値を加味して「どれだけ成長させたか?」 を測る指標を導入。

(4) 戦力率(Active Student Rate, ASR)を考慮した補正スコア(AUSP)

筑駒や灘のように、ほとんどの生徒が受験戦争を戦う学校と、開成のように部活などで受験に本気で取り組む層とそうでない層が分かれている学校 では、純粋な比較が難しくなります。

そこで、「戦力層」の割合 を加味した補正スコアを導入します。

計算式:

  • 戦力率(ASR) = 受験戦争を本気で戦う生徒の割合(例:筑駒は0.94、開成は0.50など)

3. EduMetricsが実現する新しい高校評価

EduMetricsを用いることで、以下のような新しいランキングが可能になります。

  • 「進学実績を反映した全国高校ランキング」(AUSランキング)
  • 「高校の教育力を示す成長ランキング」(Growth Factorランキング)
  • 「受験戦力を考慮した本当に強い高校ランキング」(AUSPランキング)
  • 「地域別の進学校ランキング」(都道府県ごとに比較)

4. 従来の偏差値ランキングとの違い

EduMetricsでは、偏差値では測れない「進学実績」「教育力」「受験戦力」 を数値化し、より公平な評価を目指します。


5. 結論

EduMetricsは、「本当に進学校を評価する新しい基準」として誕生しました。

これまでの偏差値ランキングでは見えなかった、

  • ✅ 「どの高校が生徒を最も伸ばしているのか?」
  • ✅ 「進学実績が高いのはどこか?」
  • ✅ 「受験戦争に強い高校はどこか?」

をデータで明らかにすることができます。

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