女子生徒に触ったら犯罪だぞ!の巻

🚫「女子生徒に触れないでください」?

ある都内の公立中学校の職員室に貼られていた掲示がこれ。
「女子生徒に触れないでください」──最初は冗談かと思ったが、どうやら本当に教育委員会経由で配布されたもののようだ。

こんな貼り紙までして性犯罪を予防しなければならない時代なのかと、つい苦笑してしまった。
ふと見ればゴミ箱にはコンビニスイーツの空き箱が山積み。
教師たちのストレスの重さが垣間見える光景だった。

📉 教師が「消える」時代

性犯罪の抑止も深刻な問題だが、それ以上に今は教師が足りていない

川崎市では教員が131人不足。うち106人は小学校。
応募しても辞退が相次ぎ、定着率も芳しくない。

小学校で特に足りない理由は想像がつく。
精神を病んで休職する教員が急増しているからだ。

🧨 モンスターペアレンツと崩壊現場

東京都は「モンペ対応マニュアル」を全校に配布すると発表した。
教育委員会がマニュアルを作らないと立ち行かない現場が、どれだけ疲弊しているかが伝わってくる。

さらに、産休・育休の取得も当然の権利である一方で、
現場の人員不足の主因として制度そのものが現場を圧迫しているという矛盾もある。

🧩 非正規教員の「使い捨て」問題

不足分は非正規で補う。よく聞く話だ。
だが、非正規にも有能な教師は多い
実際に崩壊した学級を立て直したという例もある。

ところが契約更新のタイミングで校長に「今年で終了です」と通告され、
一切の昇格もないまま雇い止め。
成果を出しても報われない──これでは誰も教壇に立ちたがらない。

🧑‍🏫 特別支援学校と人材の偏在

実は教員全体の数はそれほど減っていない。
人員が吸われているのは特別支援学校だ。

一人の生徒に対し複数人の配置が必要なため、
支援学校の拡充とともに通常学級から人がいなくなっていく構造ができてしまっている。

🎓 教員の質にも不安の声

さらに耳を疑う話もある。
英検2級に合格できない英語教師が一定数いるというのだ。

MARCH以上の大学を出て教職に就く学生が激減しているという背景もあり、
授業の質そのものに対する不安も高まっている。

📺 授業は映像で、生徒対応は人間が

教師に求められる役割は本当に“教えること”だけなのだろうか?
今のように雑務・保護者対応・記録作業に追われる構造では、教員側も生徒側も疲弊する。

授業は映像教材で一律化し、教師は塾のチューターのように進捗管理やサポートに徹する──
そんな分業体制を導入すれば、仕事量も精神的負担も大幅に軽減されるのではないか。

📝 教育現場の“次の世代”に向けて

教師を取り巻く環境は、ここ数年で劇的に変化している。
性犯罪抑止から始まり、人材難、制度の限界、保護者対応、授業の質──
いまや現場はすべてにおいて“限界ギリギリ”だ。

「制度を守る」ことに固執するのではなく、
制度を変え、守るべき現場と人を守るべき時代が来ているのではないか。


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