偏差値なんて関係ない?推薦・附属でMARCHに行く時代



偏差値なんて関係ない?推薦・附属でMARCHに行く時代

MARCHに行くのに、偏差値だけがすべてではない時代。 推薦や附属といった新しい進路の形について考えます。

 

「努力していれば何とかなる」は、もう幻想かもしれない。

大学受験の現場に最前線で携わっているCASTDICE代表・小林尚氏(@kobasho_cd)の言葉:

偏差値を上げて、一般入試で難関大学を目指す。
それが正攻法であることは変わりません。

でも、それだけが進学の道ではありません。
今は、偏差値を上げずに、大学のランクを上げるという考え方が現実味を持つ時代です。

🎯 2つの「戦略的進学ルート」

  • ✅ 指定校推薦で滑り込む
  • ✅ 早慶・MARCHの附属校に最初から入っておく

今回はこの2つのルートを比較しながら、偏差値50台でも現実的に「高学歴」を狙える進学戦略を解説していきます。

📘 小話:「偏差値53、内申3.8――でも僕は青学に受かった」

以下はフィクションですが、現実に起こりうる話としてお読みください。

中3の秋。担任の先生が言った。

「第一志望?…青学かぁ。うーん、ちょっと厳しいかもね」

その瞬間、“自分には無理なんだ”と決めつけた。

部活はバスケ。スマホ依存。定期テストは平均前後。
そんな僕が、青山学院大学に指定校推薦で合格するなんて、自分でも信じられない。

進学したのは、三多摩地区にある中堅進学校。
高1の進路ガイダンスで配られた資料にこう書いてあった。

本校の指定校推薦枠(昨年度実績)
青山学院大学:枠数14/進学者数9名

「…枠、余ってるの?」

  • ✅ 定期テストは5教科本気
  • ✅ 提出物は必ず期限内
  • ✅ 模試は気にしない(内申に関係ない)

結果、評定平均は4.0をキープ。
高3の9月、青山学院大学・総合文化政策学部の指定校推薦に出願。

10月には合格通知が届いた。

これはフィクションだ。
でも、青学の指定校推薦枠が余っている高校は、実際に存在する

偏差値を上げなくても、大学に行ける。
知っているかどうか、それだけで進路は変わる。

📘 小話:「高校受験で“落ちこぼれ”だった私が、明治大学に進んだ話」

これは、ある女子生徒の物語。

中3の冬。模試の偏差値は55前後。第一志望だった都立八王子東高校に不合格。

悔しさをこらえて進学したのは、近隣にある私立の共学校。そこは明治大学の附属校だった。

「まあ、大学受験しなくて済むならラクでいいかな」

でも入学後、周囲のレベルの高さに驚いた。
「内部進学」といっても、明治の人気学部に行くには成績上位でなければ無理だった。

  • ✅ テスト勉強は中学のときの3倍やる
  • ✅ 評定平均を上げるのが最優先
  • ✅ 成績が出ない教科は補講・提出物でカバー

高3の9月、希望調査に「明治大学 文学部」。
担任はこう言った。「キミの順位に1枠ある。行けるよ」

これは作り話だ。
でも、附属校からMARCHへ進学する生徒は現実に存在する。

🎟️ 人気ライブはファンクラブ経由で席を取るもの

偏差値で勝てないなら、戦うフィールドを変える。

それは受験の世界でも、まったく同じです。

指定校推薦や附属校ルートもそうですが、「大学側が用意している裏口ではない正規ルート」は、実はたくさん存在しています。

たとえば、地方の国立医学部の地域枠

一般受験で正面から挑むと偏差値70超が当たり前。
しかし、特定の都道府県には「地元出身者を優遇する推薦枠」や「地域医療枠」が用意されていることがあります。

なかには、形式上の在籍実績さえあればエントリー可能な地域もある。

となれば、こういう極端な話も、ありえないとは言えません。

「○○大学医学部の地域枠を狙って、 その都道府県にある通信制高校に入学する」

もちろん、実行には相当なリサーチとリスクがあります。
推薦条件の変更や実績審査、現地での面接対応などハードルもあります。

でも、それでも「普通に挑むよりラク」という可能性があるなら、検討する価値はあるわけです。

これはまさに――

人気アーティストのライブを、 当日一般販売で勝負せずに、 ファンクラブ経由で最前列を確保するようなもの。

「そこまでして…?」と思うかもしれません。

でも、“知っていた者だけが、静かに勝っていく”のが、いまの進学戦略のリアルなのです。


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