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偏差値なんて関係ない?推薦・附属でMARCHに行く時代
MARCHに行くのに、偏差値だけがすべてではない時代。 推薦や附属といった新しい進路の形について考えます。
「努力していれば何とかなる」は、もう幻想かもしれない。
大学受験の現場に最前線で携わっているCASTDICE代表・小林尚氏(@kobasho_cd)の言葉:
厳しい話だが、「努力していれば大学受験はどうにかなる」時代は終わりました。
— コバショー【CASTDICE TV】 (@kobasho_cd) May 8, 2025
入試の多様化、共通テストの傾向、推薦の拡大…
努力することは素晴らしいですが、「自分に合った」「目標に到達するための手段」としての努力が求められています。
努力よりその方向性がもっと大切だということ。
偏差値を上げて、一般入試で難関大学を目指す。
それが正攻法であることは変わりません。
でも、それだけが進学の道ではありません。
今は、偏差値を上げずに、大学のランクを上げるという考え方が現実味を持つ時代です。
🎯 2つの「戦略的進学ルート」
- ✅ 指定校推薦で滑り込む
- ✅ 早慶・MARCHの附属校に最初から入っておく
今回はこの2つのルートを比較しながら、偏差値50台でも現実的に「高学歴」を狙える進学戦略を解説していきます。
📘 小話:「偏差値53、内申3.8――でも僕は青学に受かった」
以下はフィクションですが、現実に起こりうる話としてお読みください。
中3の秋。担任の先生が言った。
「第一志望?…青学かぁ。うーん、ちょっと厳しいかもね」
その瞬間、“自分には無理なんだ”と決めつけた。
部活はバスケ。スマホ依存。定期テストは平均前後。
そんな僕が、青山学院大学に指定校推薦で合格するなんて、自分でも信じられない。
進学したのは、三多摩地区にある中堅進学校。
高1の進路ガイダンスで配られた資料にこう書いてあった。
本校の指定校推薦枠(昨年度実績)
青山学院大学:枠数14/進学者数9名
「…枠、余ってるの?」
- ✅ 定期テストは5教科本気
- ✅ 提出物は必ず期限内
- ✅ 模試は気にしない(内申に関係ない)
結果、評定平均は4.0をキープ。
高3の9月、青山学院大学・総合文化政策学部の指定校推薦に出願。
10月には合格通知が届いた。
これはフィクションだ。
でも、青学の指定校推薦枠が余っている高校は、実際に存在する。
偏差値を上げなくても、大学に行ける。
知っているかどうか、それだけで進路は変わる。
📘 小話:「高校受験で“落ちこぼれ”だった私が、明治大学に進んだ話」
これは、ある女子生徒の物語。
中3の冬。模試の偏差値は55前後。第一志望だった都立八王子東高校に不合格。
悔しさをこらえて進学したのは、近隣にある私立の共学校。そこは明治大学の附属校だった。
「まあ、大学受験しなくて済むならラクでいいかな」
でも入学後、周囲のレベルの高さに驚いた。
「内部進学」といっても、明治の人気学部に行くには成績上位でなければ無理だった。
- ✅ テスト勉強は中学のときの3倍やる
- ✅ 評定平均を上げるのが最優先
- ✅ 成績が出ない教科は補講・提出物でカバー
高3の9月、希望調査に「明治大学 文学部」。
担任はこう言った。「キミの順位に1枠ある。行けるよ」
これは作り話だ。
でも、附属校からMARCHへ進学する生徒は現実に存在する。
🎟️ 人気ライブはファンクラブ経由で席を取るもの
偏差値で勝てないなら、戦うフィールドを変える。
それは受験の世界でも、まったく同じです。
指定校推薦や附属校ルートもそうですが、「大学側が用意している裏口ではない正規ルート」は、実はたくさん存在しています。
たとえば、地方の国立医学部の地域枠。
一般受験で正面から挑むと偏差値70超が当たり前。
しかし、特定の都道府県には「地元出身者を優遇する推薦枠」や「地域医療枠」が用意されていることがあります。
なかには、形式上の在籍実績さえあればエントリー可能な地域もある。
となれば、こういう極端な話も、ありえないとは言えません。
「○○大学医学部の地域枠を狙って、 その都道府県にある通信制高校に入学する」
もちろん、実行には相当なリサーチとリスクがあります。
推薦条件の変更や実績審査、現地での面接対応などハードルもあります。
でも、それでも「普通に挑むよりラク」という可能性があるなら、検討する価値はあるわけです。
これはまさに――
人気アーティストのライブを、 当日一般販売で勝負せずに、 ファンクラブ経由で最前列を確保するようなもの。
「そこまでして…?」と思うかもしれません。
でも、“知っていた者だけが、静かに勝っていく”のが、いまの進学戦略のリアルなのです。
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